今週号のTIME+interesting phrases

今週号のTIMEには、香港の民主化運動が特集されています。

香港の記事はTIMEによ~く出ます。アメリカの最大の関心事は中国関連ですから、(プーチィンは隅に追いやられた?)その増大の一途をたどる世界的勢力を注視せざるを得ないのでしょう。

香港と言えば皆さんご存知の、one country, two systemsであり、97年の独立以降50年間その自治権がmainland中国によって保障されてきました。と言っても、中国が本当に「ご自由にどうぞ」なんていうはずもなく、insidiousひそかに(いや、openに?)香港への統制を強めてきました。

今回の一連のデモは、a bill that would allow the extradition of fugitives to the mainland、つまり、「逃亡者・亡命者の本国への身柄引き渡しを可能にする法案」に市民たちが猛反発したものです。中国がしたいことと言えばとにかく「統制」です。ご存知のように自国の中でも言論の自由などがかなり制限されています。政府の悪口は言えません。以前教えていた学校では中国人留学生が結構いたのですが、「自由が奪われていて政府のやり方は嫌だ」という人がかなりいました。一方、香港の人たちが望むものが「自由」ですから、どこまでいっても妥協点は見いだせない気がします。簡単な話ではないのは分かりますが、two countries, two systemsになってほしいものです。

ところで記事の中に次のようなフレーズが出ていました。death by a thousand cuts「千ものカットによる死」が直訳ですが、要するに「徐々に痛めつけられて死・破滅に向かう」という意味です。TIMEを読んでいると、辞書には載っていない表現が良く出てきます。でも今は便利な世の中です、ネットで簡単に調べることができますから。上記の表現も辞書には載っていなかったので、ネットで調べたらすぐ出てきました。TIMEを読むときは、辞書と携帯が手放せません。電車の中で読むときは、とりあえず電子辞書を片手に、そして辞書に載っていないものが出てきたら、ポケットから「伝家の宝刀」携帯を取り出して調べています。

ついでにこんなのもありました。a prisoner of conscience「良心の囚人」と、そのままの訳ですが、「言論の自由などを封鎖されて、不当に逮捕された人」の事をこう呼ぶそうです。世界最大の人権団体アムネスティインターナショナルが使い始めた用語だそうです。

上記のような表現に加えて、国際的・時事的知識や関心も徐々に養っていきたいものです。せっかく英語の学習をしているのですから、単に英語ではなく、プラスアルファがあると達成感もグッと増すと思います。TOEICのように表面的な試験ばかりでは上記のような力が養成されません。是非「多角的に」学習していきましょう!

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