リーディング練習?いや同時にライティング練習も!

今日、英検1級の指導をしていて、生徒さんが「読めるけど書けないんですよね。」とぽつりと漏らしました。(私からするとその方は、本当に「読める」のかも怪しいのですが、、)やはり皆さん、学習の順番が逆なんですよね。中学・高校の指導方法の影響か、我々が問題を解いたり、英語の勉強をしたりするとき最初に思い浮かぶのが「読む」ことです。高校の時などは特にリーディングに力を入れて、「下線部を和訳せよ」という問題をたくさん解いてきたことと思います。(昔?は「英文解釈」なんて言っていましたね。)ところがこれを全て、「その文を日本語から英語に直せるか?言えるか書けるか」という観点から勉強すると、一気に全ての問題が解決するのです。つまり、言える、またはそう苦労なく書ける文章は、問題なく読めるはずです。目で追う速度の方が遅いですから。また速射砲のような速さや、訛りの強い発音でない限り聞けもするはずです。しかし、例え読めても、書けないし尚更言えないという方が実に多いのです。それは「アウトプット」も同時にやるという観点が欠けているからです。「読める」という意識だけではなく、その文章が、書けるか言えるかという意識をも持って学習するのです。そうすれば結果的に語学4技能(話す・聴く・書く・読む)の力は一気に同時に上がるのです。訳読中心主義の学習から、「訳読プラスその文を発信できるか?」という観点で勉強していってください。比較的短期間で一気にレベルアップすることも可能です!

従来の学習法→リーディング中心。ライティングやスピーキングは別途やるものだという認識

高校以上の(出来れば高校生のうちからやると良い)の学習法→ただ読めるではなく、当該文章を言えるか書けるかという点からも「意識的に」学習する。

もちろんこれまた時間がかかる方法です。しかし速読に固執するあまり、文章を読み飛ばしていく練習や、大意を掴む練習に明け暮れていると必ず「発信」するときに苦労します。その文を覚えていないのですから、発信できるわけがありません。「リーディングはリーディングで何か特別な勉強法があり、ライティングはまた特殊なことを習うなんてことは絶対ありません。やることは結局全て同じです。」ということを私は全ての授業で言っています。結局、書けて言える文章を増やす!その結果、リーディングやリスニングの力も上がるということです。

我々が母国語を覚えるプロセスは、「聞く→話す→読む→書く」です。しかしこれが外国語の学習となると(特に日本国内のみで勉強している場合)「基本文法(ストラクチャー・法則)の習得」→「書く・話す(話すはフリーカンバセーションはだめ)」に「読む聞く」を付随させる」という風になるかと思います。

さて明日もノルマ必達でがんばりましょう!!

 

 

 

 

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