今回は、前回から引き続き、単語暗記に苦戦している方への「その②」です。よりストレスのかからないちょっとゆる~い、でも続けられる勉強法の提案であります。
実は私は、英検準1級あたりまでの単語をほぼ全て「語呂合わせ」で覚えました、というとかなり多くの方が驚かれるのではないでしょうか?今どき語呂合わせ??いやいや、時代の問題ではないのですが、これが自分にとっては非常によく記憶に残り効率的だったのです。得てして準1級レベルになってくると、見たこともない単語も多く、全く未知の単語をなんの手掛かりもなく覚えてもすぐ忘れてしまうものです。そしてそのたびに「なんて物覚えが悪いんだ」「何度覚えても忘れてしまう」「もう英単語なんてキライだ!」となり、心ならずも挫折していく方が多くなるのです。
そんな時役に立つのが「語呂合わせ」なのです!中には語呂合わせをバカにするような方や、発音上の問題からそのような覚え方を軽視する方も実際います。しかしここで問題にしたいのは、方法は何でもいいからとにかく継続的に続けられて、一定の成果を出すことなのです。単語集の最初の方は一生懸命覚えられても、結局長続きせずギブアップ、では成果が出ないのです。また日々の単語暗記が「苦行」になってしまっては、ただの精神修行になってしまいます。精神修行がお好きな方はいいのですが、おそらく少数派でしょう。
そこで、語呂合わせです。最近は語呂合わせの本は少なくなったように思いますが、過去に出版され、かなり良く出来た(TOEICや英検のレベルも網羅した)語呂合わせ単語集も実際あります。「どうしても単語暗記が続かない、苦痛だ」という方は、よりストレスのかからない、面白くてくだらないのに頭に残る語呂合わせ暗記をお勧めします。アマゾンなどで探してみて下さい!
ちなみに私はそのような本を買って覚えたわけではありません。先ほども書きましたように、英検準1級あたりまでの単語を9割以上「自分で語呂合わせを作って」覚えました。初期のころは一つ一つノートに書いたり単語カードを作り、更にイメージできるようイラスト(漫画)なども書いたりしていたので時間はかかりました。しかしその分よく頭に入り、その後の英語学習遍歴で、単語暗記に苦労した覚えがあまりありません。ただし自分で語呂合わせを考えられない、時間がかかりすぎて非効率的だという方は、本を買って覚えていくのが良いと思います。その際、例文も一緒に覚えれば、同時に英語力も上がります。しかし最初からそれはきついという方は、前回も書きましたように、1週目は「見出し語」のみの暗記でも構いません。繰り返しで恐縮ですが、主眼は続けることなのです。
参考までに、私が過去に作った語呂合わせを以下にちょっとだけご紹介します。語呂合わせで一番重要なのは、単に語呂合わせの文章で覚えるのではなく、その文の光景・シーンを強くイメージすることです。そして語呂合わせがくだらなければくだらない程頭に残ります。(英英語の発音をカタカナで表記することは本来望ましくありませんが、暗記のための一つの方便だと思ってください。)
1、incumbentインカンベント「印鑑、弁当」持参の「現職の」議員さん
→強くイメージ!「毎日、印鑑と愛妻弁当を持参してくるあの現職の議員さん、きっと仕事熱心で愛妻家なのでしょうね。」
2、tediousティーディアス「ティー(お茶)で明日」ずっと過ごすのは「退屈だ」
→強くイメージ!「いくらティーが好きだからって、明日1日中ティーだけ飲んで過ごすのは退屈だよ~」
3、asthmaアズマ「アズマ(東)」君は「喘息」だ。以上(笑)
4、chronicクロニク「黒肉」!?こりゃ「慢性の」皮膚病だな。
←強くイメージ!「皮膚が黒く変色してる!慢性の病気だな」⇔acuteアキュート「あ!キューと」胃が痛む!「急性の」胃炎だな。ストレス社会ですから。。
やるかやらないかはあなた次第(笑)ではまた!