英語学習で最も大切なこと③

文法のための文法ではなく、「言える・書ける」レベルで重要英文を記憶する。それが万全の基礎力養成に欠かせない、と前回言いました。

もう少し具体的に言うと、センター試験の過去問やTOEIC公式問題集の「和訳」を見て、それを瞬時に英語で言えるか書けるか?ということです。おそらくこういう練習を積んでいる方は少ないのではないでしょうか?問題を解いて安心していませんか??TOEICの公式問題集2セット分「全問」を即座に発話出来る力があれば、即満点レベルと言っても過言ではないでしょう。まあ確かに大変な訓練ではありますが。。

そしてそういう訓練を可能にするためには、最低限の法則(文法)を事前に知らなければなりません。でないとただの丸暗記になってしまいます。丸暗記ほど苦痛を伴う作業はありません。すぐ忘れますしね。効率よく学習を進めるためにも、早急に「日→英訳」形式で基本文を網羅記憶するべきです。

しかし忙しい社会人の方々にはこれも苦痛を伴う作業だと言えます。なぜ文法学習が苦痛かと言えば、

①学習当初は「点」と「点」が結びつかず、学習している文法が何の役に立つのかイメージできない。全体像が掴めないことによるもどかしさ。

②「文法=複雑で面倒」という固定観念があるので、楽しくない。だから続かない。やる気が起きない。

以上のようなことを考えると、何が重要かという「全体像」を、教授する力のある人に効率よく教えてもらうことが手っ取り速いと言えます。もちろん独学も十分可能です。時間はかかるかもしれませんが、学習を止めさえしなければ必ずマスターできます。一般的に思われているほど複雑な法則はありませんし、覚えるべき事項もそれほど多くありません。

次回は「全体像の把握」とは何かをもっと具体的に説明してみたいと思います。そして私が考える最も効率的な学習方法、「関連事項を一気に覚える」ことについても考えていきます。

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