前回最後に、「良きメンターを見つけましょう」と書きました。mentorとは「よき助言者・師・先生」という意味です。(動詞でも使えます。TOEIC必出です。)これについて以前よく考えたことがありました。「なぜ多くの方が大金を払ってまで英語学校に通うのか?」と「なぜ有名アスリートに必ずコーチがついているのか?」ということです。
前者について、私は独学で英語を勉強してきたので、なぜ多くの人が高いお金を出してまで英語を習いに来るのかその心境が分からなかった時期がありました。実際英語を教える仕事を専門とし始めたころ、ある生徒さんに「なんでお金を出して貴重な時間を割いてまで習いに来るんですかね、自分でやっても出来なくないのに。。」とその学校の責任者が聞いたら「大失言」ともとれる発言をしてしまったことがあります。しかしその生徒さんは躊躇なく「一人ではなかなか続かないからですよ!」と答えられました。私は「なるほど!」と納得したことをよく覚えています。確かに一人で勉強をコツコツというのはなかなか続かないものです。かくいう私もたまたま英語学習は長続きしているけれども、他の習い事的なことはほとんどが3日坊主で、お金をどぶに捨てたようなことも一度や二度ではありません。何をやっても続かないことが最大のコンプレックスで、すごく悩んだ時期もありました。実際あれこれ手を出しても、苦労が伴うものを習慣化させるのはかなり難しいものです。「英語力」以上に「いかに習慣化させるか」が当校のfirst priorityとなっているのはこのあたりの事情ゆえです。何とか半年頑張れば、英語学習を習慣化出来ると私は考えています。そうなればその後は独学で勉強を続ければよいのです。貴重な時間を割いて、且つ相当のお金を費やす必要もありません。もちろん最初から継続できる人はそもそも英語学校に通う必要などありません。(ちなみに、学校に通ったから英語力が上がるのではなく、習ったことを繰り返し繰り返し復習(音読暗記)することによって成果が上がるのです。)特に民間の英語学校の役割とは、学習初期段階の手助け=習慣化(もちろん英語力をつけることも重要ですが)をすることだと私は思っています。
次に「なぜアスリートにコーチがついているのか?」特に有名なアスリートになれば、そのコーチ以上に実績や才能があり、わざわざ多額のコーチ料を払ってまで雇う必要があるのかなあ、と常々疑問に思っていました。一人で好きなようにやればいいのにと。。うるさく指導されることもありませんしね。しかし、なぜコーチと選手が二人三脚でないとだめなのかが徐々に分かってきました。要は苦痛・苦労が伴うことを孤独の中で続けるのはかなり難しいということです。また一人での訓練は自己流になりがちで、自分を見失ってしまったり、他との客観性が失われることもあります。客観的な助言があってこそ、正しいコースを進んでいける。生徒さんに対する英語講師の存在も、アスリートに対するコーチの存在と同じだと思います。また、更に良い英語学校・良い英語講師の条件とは、生徒さんのモチベーションを常にチェックし、その学校を辞めた後も一人でも学習が続けられるように指導することだと私は考えます。
英語学習が長続きしない方、学習初期の方、伸び悩んでいる方は是非当校オールマイティイングリッシュにご相談ください!上には書きませんでしたが、最初にがっちり基礎を固めることも肝要です。後々道に迷わないように。。
追伸、英語講師はある意味、motivational speakerでもあるべきですね!→アメリカで大流行、やる気を上げさせる専門家です