今日も某学校でTOEICを指導してきました!なかなか優秀な学生さんが多く(既に800オーバーが数名、700オーバーも結構いるクラスです。)難易度が高い質問をしても、大体誰かが答えられるというレベルでした。高校生上がりで知識が豊富且つ覚えていることも多いのでしょう。あとはこれに運用能力が付いてくれば鬼に金棒なのですが、いかんせん「何とか楽して点数を取りたい!」と思っている生徒が多いのも事実です。気持ちはよくわかりますが、底力がついてないとやはり「微増」止まりで、そのうち頭打ちが来ます。
昔々、TOEICマニアになる直前、私は英検にターゲットを絞って勉強していました。そのころからTOEICというテストについてよく耳にするようになって(今でこそ猫も杓子もTOEICですが)、興味本位で一度受験してみました。独学初期は英検1級や準1級の対策ばかりしていたので「問題が衝撃的に易しい!」という印象を持ちました。リスニングの途中眠くなったのを覚えています。「エラソ~に!(小松政夫調)結局自慢かい?」と思われそうですが、事実は全く違います。確かに各問題の難易度は易しく感じました。1級レベルの練習ばかりしていれば誰でもそう思うはずです。ところがTOEICの洗礼を2回目の受験時に嫌というほど受けました。前回は易しいと思ったテストを、本気で解いたのですが点数がほとんど上がらなかった。。このまま順調に点数が伸びていくものだと思ったのに。。あれは衝撃でした。結局実力が付いていってなかったのです。TOEICの難しい所はここにもあります。設問自体の難易度は高くないのですが、短時間で多くの問題を処理しなければならない。つまりTOEICは「基本的な英語力+問題処理能力」を診断する試験なのです。「一問一問は比較的易しいけれど、さっさと素早く解けますか??仕事ではそんなにもたもた出来ませんよ。相手も待ってくれませんよ。」というのがTOEICのメッセージなのです。私はそれからしばらく、微増or誤差の範囲の変動を繰り返すことになり、「独学暗黒時代」を過ごすことになります。
「物事は要領よくやりなさい」というセリフをよく聞きますが、最初から要領よく出来る人はいません。実力が付いてきてから、結果として要領よく出来るようになるのです。テクニックのみで900点が取れるなら、TOEICというテストの存在意義自体がありません。そういえば某大手英語学校のポスターに「魔法はない(楽な道はない)」というのがありました。当校の英語上達10箇条(スクールポリシー)にもありますが、これは私が言い始めたものです(笑)まあそれはともかく、数十年前の英会話学校のキラーフレーズ?「○週間でペラペラ」に比べればはるかな進歩だと思います!
日々ノルマを決めてしっかりコツコツ勉強しましょう!
揺るぎのない基礎力養成なら是非オールマイティイングリッシュにご相談ください!