リーディング練習?いや同時にライティング練習も!

今日、英検1級の指導をしていて、生徒さんが「読めるけど書けないんですよね。」とぽつりと漏らしました。(私からするとその方は、本当に「読める」のかも怪しいのですが、、)やはり皆さん、学習の順番が逆なんですよね。中学・高校の指導方法の影響か、我々が問題を解いたり、英語の勉強をしたりするとき最初に思い浮かぶのが「読む」ことです。高校の時などは特にリーディングに力を入れて、「下線部を和訳せよ」という問題をたくさん解いてきたことと思います。(昔?は「英文解釈」なんて言っていましたね。)ところがこれを全て、「その文を日本語から英語に直せるか?言えるか書けるか」という観点から勉強すると、一気に全ての問題が解決するのです。つまり、言える、またはそう苦労なく書ける文章は、問題なく読めるはずです。目で追う速度の方が遅いですから。また速射砲のような速さや、訛りの強い発音でない限り聞けもするはずです。しかし、例え読めても、書けないし尚更言えないという方が実に多いのです。それは「アウトプット」も同時にやるという観点が欠けているからです。「読める」という意識だけではなく、その文章が、書けるか言えるかという意識をも持って学習するのです。そうすれば結果的に語学4技能(話す・聴く・書く・読む)の力は一気に同時に上がるのです。訳読中心主義の学習から、「訳読プラスその文を発信できるか?」という観点で勉強していってください。比較的短期間で一気にレベルアップすることも可能です!

従来の学習法→リーディング中心。ライティングやスピーキングは別途やるものだという認識

高校以上の(出来れば高校生のうちからやると良い)の学習法→ただ読めるではなく、当該文章を言えるか書けるかという点からも「意識的に」学習する。

もちろんこれまた時間がかかる方法です。しかし速読に固執するあまり、文章を読み飛ばしていく練習や、大意を掴む練習に明け暮れていると必ず「発信」するときに苦労します。その文を覚えていないのですから、発信できるわけがありません。「リーディングはリーディングで何か特別な勉強法があり、ライティングはまた特殊なことを習うなんてことは絶対ありません。やることは結局全て同じです。」ということを私は全ての授業で言っています。結局、書けて言える文章を増やす!その結果、リーディングやリスニングの力も上がるということです。

我々が母国語を覚えるプロセスは、「聞く→話す→読む→書く」です。しかしこれが外国語の学習となると(特に日本国内のみで勉強している場合)「基本文法(ストラクチャー・法則)の習得」→「書く・話す(話すはフリーカンバセーションはだめ)」に「読む聞く」を付随させる」という風になるかと思います。

さて明日もノルマ必達でがんばりましょう!!

 

 

 

 

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最強の独学法!

以前から気になっていたことがあります。

最近の英語学習者はあまり辞書を引かないということです。特に若い人に顕著です。電子辞書すら授業に持ってこない生徒も多いのです。辞書を調べない語学学習はあり得ないと言っても過言ではないと思います。もちろんネットで調べれば、電子辞書より詳しい情報がすぐ手に入るのですが(私もよくネットでも調べます)、ここで問題にしたいのは、「調べる頻度」と、後々「その情報をしっかり覚えていられるか?」ということです。最も有効な英語独学法は個人的に、「辞書の例文を覚える」ことだと思っています。途方もない労力のように思われるかもしれませんが、当然全部覚えられるはずはありませんし、前から順に覚えていこうなんてやってもほぼ100%挫折します。事実私も何度か、「a」から順に覚えていこうとトライしたことがありますが、すぐ止めてしまいました。

ポイントは、少しでも気になったことがあったら即調べる。なんとなく分かったからいいか、で終わりにしない。そしてよく出てくる(何度調べてもすぐ忘れる単語ってありますよね?)ものは繰り返しいつでも見れるよう、辞書のページや単語を何かにメモしておくことが重要です。またこれは初学者がよくやってしまうことですが、単語だけ見て意味が分かればハイ終わりという人が良くいますね。これでは英語力自体はつきません。(もちろん知識はふえますが。。)時間がない時にでも無理してでも例文に目を通さなければなりません。本来、例文を暗記するくらいやり込めば最高なのですが、さすがにそれは時間がかかりすぎます。ですので例文を一読だけでなく、二読三読(状況が許せば音読して)しっかり意味を理解することが大事なのです。

ここで何が言いたいのか言うと、「コロケーション」を知ることと、「文型」(SVOOなのかSVOCを取れるのかや、自動詞用法しかないなど)を知ること、の2点です。この単語は周囲にどんな仲良し単語を取るのか?これがコロケーションです。単語の暗記が苦手な方にとって、英検準1級や1級の大問1の語彙問題には間違いなく辟易させられることでしょう。確かに単語は覚えなければ始まりませんが、ついでに前後にどんなパターン(仲良し単語)が来るのかも覚えれば、実は他の選択肢を見なくてもすぐ答えの選択肢に目が行くようになります。「あ、この流れだから、選択肢Cが答えね。」のように。また、文型を知っておかないと(文型ですから特に動詞が重要です)その単語を使って書いたり話したりすることは絶対できません。「単語の意味だけを知って、読めるようになる」で終わりにするのか、それを「使える(書ける・話せる)=アウトプット)」のレベルまで一気に持っていくかでは雲泥の差があります。ここで最終要なのはSVOCを取れるか?ということですが、そのほかにSVOOを取れるかとか、また両方取れて微妙に意味が変わるとか、後々の学習に必要な知識を辞書から一気に吸収することが重要なのです。つまり辞書は単に調べるツールではなく、最高の参考書ということです。(上記のように各単語の詳細情報は文法書には載っていませんので、辞書に頼るしあありません。)

以上のような観点から、本来紙の辞書を使うのが最も効果的・効率的です。なぜなら視覚的に見開きで一気に情報が目に飛び込んでくるからです。派生語なども隣にすぐ並んでいますから、セットで覚えてしまえば、後々語彙で苦労することが少なくなります。私はこの方法を初期のころ徹底したおかげで、語彙に苦労することはあまりありませんでした。(確かに1級レベルになると、苦労して覚えるというプロセスはある程度避けられませんが。)

しかし紙の辞書は重いです。持ち運びに不便です。電車の中で分厚い紙の辞書を引いている人を見たことがありません(私は人目を気にしがちです)。ですので電子辞書でもいいので、辞書を引く頻度を増やし(疑問な点は即確認!)、該当単語の上位1~2、3辺りの意味の例文をしっかり読むことを徹底してみてください。

こういうのは地道な作業です。「ワタシ、ちまちましたことは性に合わないの!もっとダイナミックでエレガントな方法はないのかしら?」なんていう人がもしいたら、はっきり言って語学学習にはむいていません。でも努力は裏切りませんよ。半年でいいので上記のような学習をコツコツ続けてみてください。英文を見たとき、必ず「景色」が違っているはずです。

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I’m aging…

最近年のせいか耳が遠くなってきました。いきなり気勢が上がらない話で恐縮です!現に定期検診でも「一部聞こえない(音の)領域がありますね。」との指摘を受けたことがあります。授業中も、生徒さんからの答えがよく聞き取れなかったり(もちろん相手の声が小さいから聞き取れない時も多いですが)、聞き間違えたりすることがあります。心配になって耳鼻科に行ったら、先生が開口一番、「以前大音量で何かを聞いていた時期はありませんか?」即座に私、「あります。。」

まだカセットテープだったころ、いったい何台カセットデッキを潰したことか。電車の中ではウォークマンでしたよね~。「でしたよね」と言われても若い方は分からないでしょうが。。それにしてもその悪影響が今になって現れるとは。電車でリスニングの練習をしていると、周りがうるさいのでついつい音量を大きくしてしまいます。そして、細部まで聞き取ろうとするので、イヤホンを耳の穴にねじ込みながら必死になって前屈みで聴く(ちょっとコワい)。それを何年も続けてきたので、今頃になって故障(老化もある?)が現れたというわけです。

以前も書きましたが、独学初期のころある書籍に強い影響を受けました。様々な英語の勉強法が書かれた本でした。その著者の先生も、何台もカセットデッキをつぶしては買い替えてリスニングや音読の練習に励んだとのこと。私もそれになっらて練習したものです。私もカセットデッキは何度も買い換えましたが、毎回買い替えるのももったいないので、2台買っておいて、壊れた1台を修理に出すようにしていました。しかしせっかく修理に出しても、一度壊れたものはすぐまた故障するのです。そんな理由でノルマを達成できない時はイラつきますよね~。まあ、英語であれ音楽であれ、大音量で聞いている方はくれぐれもご注意くださいませ。あとになって跳ね返ってきますので。ちなみに私の耳はもう治らないそうです(´;ω;`)ウゥゥ

カセットテープ→MD(すぐ消えてしまいましたね、懐かしい)→今、携帯スマホ。便利になりました。まさかこんなに技術が進むとは。ガラケー以降の発展にはなかなかついていけません。私も一応スマホを使ってはいますが、学生さんが自由自在にあらゆる機能を使いこなしているのを見ると、単純に「すごいな~」と思ってしまいます。この文明の利器(また言い方が古い!)を利用しない手はありません。リスニングは是非、以下の手順で練習してみてください!流し聞きは効果ゼロですよ。

➀TOEIC PART3またはPART4の一題を、テスト形式で一度だけ聞いて解く②答えを確認③何も見ないでもう一回聞いて答えを再確認する④和訳を見ながら、最初から最後まで英文全文を意味が分かるように確認する。途中文法的に不明なところが出てきたら、そのままにしないで必ず文法書やネットで調べる⑤以上から意味がしっかり分かった英文を、CDについて徹底的に音読する(シャドーイング、オーバーラッピング)⑥もし、スクリプトを見ないでCDとほぼ同時に英文が言えたら、または日本語訳を見て即英文が出てきたらその問題は卒業。

特に重要なのは④と⑤です。⑦は相当大変な練習です。時間も根気も要ります。でも確実に英語力がつきます。⑦がどうしてもきつい方は⑥のCDの後について徹底音読迄でも構いません。いずれにせよそれ相当の時間が必要なので、1日に何題もこなすことは出来ません。ただ問題を解くだけでは絶対力がつかないので、是非この方法でリスニング練習をしてみてください。

結論「リスニングは自分でするもの。人から習うものではない。」

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今週号のTIME「そうだ、瀬戸内に行こう!」

今週号のTIMEの特集記事は「the World’s  100 greatest places of 2019」です。

日本からは、瀬戸内海にゆったり浮かぶ客船、Guntu(「ガンツウ」と読むそうです。)が紹介されています。あまり旅行に興味のない私は、不勉強ながらこの「海上の宿」を初めて知りました。いつか乗ってみたいものですね。でも調べなくてもきっとお高いでしょうから無理でしょうがね(´;ω;`)ウゥゥ

それにしても、見開き2ページに「ドーン」と載っていて圧巻です。もし本屋など見る機会があったら一瞬立ち読みしてみてください。一見とても日本には見えません。異国情緒たっぷりです。

ところで、巻頭にはLiving on Tipsという記事があります。チップを頼りに生きていくということですが、アメリカのようにチップの文化がある国ではチップをもらえるかどうかが死活問題になっているようです。と言っても特にサービス業界に顕著な傾向であり、ウエイターやウエイトレスはそもそも低賃金で働くことを余儀なくされているので、チップに頼らざるを得ない状況だそうです。一方で、アメリカのサービス業界は成長の一途を辿るとのことです。つまり、「仕事はあるが給料は安い」という現状にますます拍車がかかるとのこと。。

Not to change the subject, (話はちょっとそれるかもしれませんが)、一説によると世界の貧困はほとんど撲滅されつつあるそうです。実際アジアの全域やアフリカの一部は近い将来貧困率が限りなくゼロに近づくという調査もあるようです。では何が問題なのかというと、①今ある比較的豊富な食料を貧困地域までコンスタントに届ける輸送手段とコストが限られている②超貧困層は確実に減ってはいるが、スーパーリッチと中間層のギャップが開く一方である、ということのようです。特に②「スーパーリッチと中間層の差」はどこの国でも問題ですよね。私にはここでそのギャップを埋める解決策を講じるほどの知識がありませんが、一人勝ちさせていいのか?はたまたこれが健全な資本主義の結果なのか?考えさせられるところです。

For a change(たまには趣向を変えて)、以下和訳にチャレンジしてみてください。実際TIMEに載っていた文を一部変えて書きます。

①The owner of the diner leaves reporting tips up to the waitstaff.

②Her daily income depends on whether people decide to brave the heat or snow to dine out the day she is working.

一発で訳せればなかなかの実力と言えると思います

①「そのレストランのオーナーは、チップを報告することを給仕スタッフに任せている。」leave~up toで~を~に任せる。目的語が「チップをもらったことを報告する事」と、動名詞になっています。

②「彼女の日々の収入は、彼女の出勤日にお客さんが、暑さや雪をものともせず食事に行こうと決めてくれるかどうかにかかっている。」brave the heat or snow「暑さや雪をものともしない」

Hang in there!

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勉強時間の捻出は誰にでもできます!

私も思えば実に様々な学校で、実に様々な方々に英語を教えてきました。学習塾に始まり、英語系専門学校、短期大学、4年制大学、民間の英語学校(外資系企業に勤務する方が大勢いる学校、TOEIC専門校、大手の総合英語学校、エアライン系の学校)などなどです。教えてきた層でいうと、小学生から専門学校生・大学生、そして社会人の方まで全域となります。

教えていない学校でいくと、小中高のいわゆる「学校」では教えたことがありません。それもそのはず教員免許を持っていないからです。思えば、「学校の先生にはなりたくない、またはなれない」とずっと思っていたのが、結局教える仕事についているというのも皮肉なものです。正規?の学校では「教える」こと以外の事が大変で(部活の指導を始め、人を育てるという教育的側面が強い)、「そんな大それた仕事は俺には出来ない」と常々思っていました。教えること以外の仕事も求められる「専任講師」としても長期働きましたが、今は「教える」ことだけに集中出来る講師をしています。(もちろん、時間が来たらハイ終わり~なんてことはなく、生徒さんたちとは世間話もしますし、様々な意見交換などもします。)

先日お教えした高校の先生に、「専任を続けていると自分の英語の勉強が取れないので非常勤講師になった。」という方がいました。自分と似ているなと、その点意気投合したものです。私も自分の学習の時間確保+自由度という側面から専任職を辞めた経験があります。周りからは「なんてもったいない!」ともいわれましたが、「地位」「職」「お金」などは原則関係ないのです。最低限生活が出来ればいい。その中で英語を存分にお教えして(自分の経験の還元)且つ自分の英語の勉強時間もある程度確保できる、そんな環境がその高校の先生にも私にもぴったり合った生活スタイルなのでしょう。

では、日夜朝から晩まで忙しいフルタイマー(私が「ヒマ」という意味ではありません(笑)は英語の勉強の時間を確保することが難しいのでしょうか?決してそんなことはありません。よく聞くセリフに「忙しくてなかなか勉強時間を確保できない」というものがあります。しかしどんなに忙しい人でも、分単位の仕事を週7日続けている人が一体どれほどいるでしょうか?きっとそれほどいないと思います。どんなに忙しくても、細切れ時間合計一日30分が捻出できない人はいないと思います。たとえ安倍首相でもです。いや安倍首相ならそれくらい忙しいのかな??ま、それはともかく、以下私からの提案です。

・1日30分でもいいので勉強する。ただし「集中」してする。ぼんやり英語を流し聞きなんてご法度。この30分は「細切れ時間、移動時間」の合計で、必ずしも連続でやる必要もないし、また机に座ってやる必要もない。とにかく短時間でもいいから集中してやることが大事。

・どうしても疲れて集中力が持たない時はすっぱり諦めて寝る!勉強お勧め時間帯は朝!寝た後は心身ともに多少なりとも回復している。逆に仕事後はしんどい。。朝の通勤電車が混んでいるならちょっとだけ早く起きて仕事場近くのカフェなどでやる。何かをするためには何かを少しだけ犠牲にしなければならないのです。

・平日は連日激務という方は、週末土日のどちらかの半日を必ず勉強時間に充てる。以前お教えした某大手製薬会社にお勤めの女性は、平日が忙しすぎ(帰りが毎日深夜12時過ぎ!)週末集中的に勉強していました。その結果2か月でTOEICが約500→700強に伸びました。個人的には一日に長時間勉強する方が大変だとも思うのですが、平日が難しければこの方法しかありませんね。

「私だって毎日勉強しているんですから、~さんも頑張って勉強して下さい。」というと、「え!?先生は今でも勉強しているんですか?」と驚く方が多いのですが、私からするとこちらが「え!?なんで驚くの?」です。人に「勉強しろしろ」と言っておいて自分は教えることしかしない講師は、以前の実力だけに依存して現状打破できない講師だと思います。それに勉強といより、ルーティーンワークになれば、やらない方が気持ちが悪く(気持ちがちょっとダウン)なるのです。

是非「一日30分細切れ時間集中」を続けてください!

 

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今週号のTIME+interesting phrases

今週号のTIMEには、香港の民主化運動が特集されています。

香港の記事はTIMEによ~く出ます。アメリカの最大の関心事は中国関連ですから、(プーチィンは隅に追いやられた?)その増大の一途をたどる世界的勢力を注視せざるを得ないのでしょう。

香港と言えば皆さんご存知の、one country, two systemsであり、97年の独立以降50年間その自治権がmainland中国によって保障されてきました。と言っても、中国が本当に「ご自由にどうぞ」なんていうはずもなく、insidiousひそかに(いや、openに?)香港への統制を強めてきました。

今回の一連のデモは、a bill that would allow the extradition of fugitives to the mainland、つまり、「逃亡者・亡命者の本国への身柄引き渡しを可能にする法案」に市民たちが猛反発したものです。中国がしたいことと言えばとにかく「統制」です。ご存知のように自国の中でも言論の自由などがかなり制限されています。政府の悪口は言えません。以前教えていた学校では中国人留学生が結構いたのですが、「自由が奪われていて政府のやり方は嫌だ」という人がかなりいました。一方、香港の人たちが望むものが「自由」ですから、どこまでいっても妥協点は見いだせない気がします。簡単な話ではないのは分かりますが、two countries, two systemsになってほしいものです。

ところで記事の中に次のようなフレーズが出ていました。death by a thousand cuts「千ものカットによる死」が直訳ですが、要するに「徐々に痛めつけられて死・破滅に向かう」という意味です。TIMEを読んでいると、辞書には載っていない表現が良く出てきます。でも今は便利な世の中です、ネットで簡単に調べることができますから。上記の表現も辞書には載っていなかったので、ネットで調べたらすぐ出てきました。TIMEを読むときは、辞書と携帯が手放せません。電車の中で読むときは、とりあえず電子辞書を片手に、そして辞書に載っていないものが出てきたら、ポケットから「伝家の宝刀」携帯を取り出して調べています。

ついでにこんなのもありました。a prisoner of conscience「良心の囚人」と、そのままの訳ですが、「言論の自由などを封鎖されて、不当に逮捕された人」の事をこう呼ぶそうです。世界最大の人権団体アムネスティインターナショナルが使い始めた用語だそうです。

上記のような表現に加えて、国際的・時事的知識や関心も徐々に養っていきたいものです。せっかく英語の学習をしているのですから、単に英語ではなく、プラスアルファがあると達成感もグッと増すと思います。TOEICのように表面的な試験ばかりでは上記のような力が養成されません。是非「多角的に」学習していきましょう!

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全ては基本ありきだと日々痛感

最近も実に様々なタイプの方々を教えさせて頂いております。

・TOEIC700点くらいを既に取得していて、900点を「早急に」目指している方

・帰国子女で一見ペラペラだけど、かなり英語力の怪しい学生さん

・中学の文法からやり直している(娘さんに自身の英語力のなさを笑われているらしい)   主婦の方

・TOEICリーディングが100点台の方

・英検1級を目指している高校の英語の先生

しかしどんなタイプの方を指導しようとも、基本的にやることは同じです。まずは基本を押さえる!つまり高校初級から中級レベルの文法に則った英文を「書けて言える」ようにする」(数百個)その過程で単語も覚える。(学生さんなら学校で使っている単語集、社会人の方ならTOEIC用の単語集、英検を目指している方ならパス単)これらの知識や運用力がないと後々絶対伸びません。必ず頭打ちになって結局基本をやり直す羽目になります。基本をないがしろにするとTOEICで言えば700点くらいからどう頑張っても伸びなくなります。一方基本がしっかりしていれば後は自分でも学習を続けられますし、上達も早いのです。一旦基本が固まれば、各自の目標に則った対策を組み込んでいけばいいのです。そしてその過程で、「英語らしい英語とは?」などを強く意識して勉強していくと更に伸びていきます。ブロウクンでも通じればいい、適当に英会話をエンジョイしたいという方も英語力自体は絶対伸びません。特にライティングの試験がある方はこのような練習は必須です。上記の帰国子女の学生さんに、英検準1級の英作文をやらせたのですが、あっという間に書き上げることが出来ました。ところがその英文が「I +動詞~」の文だらけで全く多様性がなく、子供っぽい単調な文ばかりだったのです。これでは受かりません。TOEICのパート7の文章を見ても、無生物主語+make it 形容詞for~to不定詞なんていう典型的な第5文型の文章が頻出しています。一通り基本文を数百個覚えたら、更に発展させてネイティブライクな多様性のある英語(無生物主語の文の多用、be動詞自動詞はあまり使わない、that節ばかりで逃げないでSVOCで表現する、受動態を避け能動態を多用する等)を追求していく必要が出てくるのです。

そう考えると、至極当たり前の事なのですが神羅万象全てにおいて「基本→発展」というプロセスになっているのですね。基本のない発展はあり得ません。また基本は簡単なことという意味でもありません。「話す・聴く・書く・読む」4技能全てに通じる「パスポート」なのです。今一度本当に基本・土台がしっかりしているかどうか確認してみてください。特にTOEICで点数がなかなか伸びない方はほぼ間違いなく基本がなっていません。あれこれ方法論に迷う方がいますが、時間がもったいないです。一日数文でいいので、徹底に例文音読暗記を心掛けてください!

今日もルーティーンをしっかりこなしましょう!

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イナ~フ!!

今週号のTIMEの表紙には「ENOUGH」とあります。

何が「もう十分」なのでしょう?

トランプ大統領?対中貿易戦争??(念のため、TIMEはアメリカの雑誌です。)

もうひとつあります。そう、後を絶たない銃乱射事件。記事によると、テロ行為の質が大きく変わってきて、白人至上主義思想や過激主義思想を持つ「アメリカ人」による銃乱射事件が急増しているとのこと。国による対策の遅れも指摘されています。どうしてもテロというと、9.11以降の流れで「外」に目が向きがちで、国内由来のテロ対策は後手に回っているようです。

「そもそも銃が(比較的)自由に手に入るからそんなことが起こり得るんだ」、と言っても今更どうしようもありません。アメリカが銃規制はおろか、銃所有を禁止するとは到底思えません。我々日本人から見ると、銃がすっかり日常に溶け込んでいるようにさえ見えます。銃肯定派の力も強大そのものです。

日本は平和でよかった。。(特に近ごろ恐ろしい事件も多いですが。)

Not to change the subject, エンターテイメントとしての銃撃戦では、あぶない刑事がサイコーです!!タカとユージには決して弾は当たりません。

 

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旅行中でも勉強すべき??

夏休みを利用して旅行に行ってきました。今回も関西方面に。

私は基本的に一日にやる勉強量、内容を大体決めているので、旅行中でも途中カフェなどに入って短時間集中して勉強します。こう書くと、「なんとまあおエライこと。。」と言われそうですが、旅行中はさすがに量を減らしてやっています。やはり旅行中まで全て普段通りというのは融通が利かなさすぎだと思いますし、旅行を十分楽しみたいという気持ちもありますからね。かといって数日間全く勉強しないというのも気が引けます。そこで中間を取って、旅行や帰省など何か特別な時は最低限の勉強のみすることにしています。ここ数年はずっと雑誌TIMEを読むことですね。何の苦も無くスラスラ読めるなら「勉強」とは言わないでしょうが、やはり記事や書き手のスタイルによっては難しい場合もあります。また、すらすら読めていたとしても、途中難しい文章にぶち当たることも多々あります。知らない単語もいまだにちょこちょこ出てきます。辞書を片手に「精読」をします。

あくまでこれは私のやり方です。例えば3泊4日で旅行に出たら、その間は思いっきり楽しみたい、日々の勉強の事は考えたくないという方も多いでしょう。それはそれで全く問題ないと思います。旅行から帰って日々の生活に戻って、きちんとそれまでの学習ルーティーンに戻れればいいだけの話です。問題は、休み癖がついてそのままずるずるいかないかということだけです。それさえなければ数日勉強を怠ったところで、すぐ英語勘が鈍り、覚えたことをドカッと忘れるなんてことはありません。

以前よく周りからは「なんでこんなときにまで勉強するの??」と言われました。(今はもう周りも慣れてそんなことを言う人はいませんが)しかし私からすると、全く何もしない方が気持ちが悪いのです。最低限の事をこなした方が、むしろ旅行や帰省が更に充実するのです。このブログでもよく言ってきたことですが、結局日々のノルマ達成が習慣化されているので、「やらないことが不快」になるのです。学習がなかなか長続きしないという方は、是非この感覚になるまでは学習を続けて頂きたいです。一旦学習が習慣化されれば今度はそう簡単に止めなくなります。むしろ止めたら不快・不安な感じになり、ルーティーンをこなすことでより日常生活が充実するのです。

英語学校が生徒さんに一生懸命お教えするのは当たり前のことです。しかしそれを生かすも殺すもそのご本人次第であることも確かです。当校では、「英語力」に加えて「習慣力」も手に入れて頂くべく指導させて頂きます。オールマイティイングリッシュで是非、一挙両得を目指してください。

追伸、旅先で覚えた英文や単語は意外に良く覚えているものです。

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TOEIC公式問題集PART5VS英検1級過去問

おどろおどろしいタイトルです(笑)

今日、後日の授業の予習で、TOEIC公式問題集最新刊と、英検1級過去問を解きました。それにしても同じ英語の試験でこんなにも違うものかと改めて思いますね。こんなに違うものを大学入試で「英検~級取得=TOEIC~点取得、どちらかで英語の試験免除」なんてしていいのか甚だ疑問ではあります。とは言いつつも、私も「比較」や「基準」がそう嫌いではありません。一応の目安にはしてもよいのかなとも思います。よくTOEIC900点なら英検1級相当という記載を見かけるのですが、さすがにこれは間違いというか、極端です。体感的にはTOEIC950以上で英検1級に近いかな?という気がしています。あくまで目安ですが。それほど英検1級は難しいし、設問が良く練られていて、出題内容も多種多様です。それに比べTOEICは単調な問題の繰り返して、問題の難易度自体は高くなく、易しい問題を短時間でいかに効率的に処理できるかに主眼が置かれていると言えます。

以前も書きましたが、是非英検2→準1→1級を目指して頑張っていくことをおすすめします。TOEICは内容が、「ビジネス+日常生活」と、かなり限定されているうえ、語彙もかなり易しいものしか出題されません。特に問題なのが「ネガティブ」な文章や内容があまり出題されないということです。英文雑誌や英字新聞では毎日見かけるような「政治家が横領疑惑」「いじめを苦に自殺」「熱中症で重体」「内戦でまた犠牲者多数」などといった文面・単語を、TOEICでお目にかかることはなかなかありません。一方英検はその出題範囲がとにかく多岐に渡っています。政治・経済・医学・教育・福祉・歴史・環境・社会時事問題・スポーツ・文化、、ほぼ全てのカテゴリーから様々なトピックが出題されます。語彙は1級で約1万5000語レベルと言われています。これは英字新聞を読むうえではほとんど問題がないレベルと言えます。また私が普段TIMEを読んでいても、英検1級で良く出題される単語が大変多く見られます。一方TOEICは語彙がやや制限されているので、900点を持っている方に、若干難度が高い英文を読んでもらうとほとんど手が出ないということがよくあるのです。

こんな風に書くと、TOEICはダメみたいに聞こえるかもしれませんが、そうではありません。後々の英語学習を考えたら、「ダブル受験すれば絶対効果倍増しますよ、英語力が全体的にアップしますよ」、と言いたいのです。英検には2次試験もあり、特に1級では時事ネタに関して2分で即興スピーチをしなければなりません。「少子高齢化に対する効果的な方策・対策を2分以内で即興で述べよ」と突然言われても、普段から考えていないと、日本語でもしどろもどろになるでしょう。是非バランスの取れた、その後の英語学習がスムーズになるような資格取得を目指してください。

と、このような話をある学校のTOEICクラスで「ほんのちょっとだけ」(TOEICのクラスだけに)話したのですが、ある男性の方が「でもとりあえず点数が欲しいよなあ~」とつぶやいておられました。TOEICが昇級昇格要件や人事査定の一つに組み込まれている会社では切実なんでしょうね。。しかし考え方を変えればTOEIC700点台くらいなら集中的に勉強すれば短期間で必ず取れる!ということも断言できます。語彙もそう難しくはないし、内容がビジネスに特化されているから英検に比べはるかに対策が立てやすいのです。

割り切ってTOEICだけ!という方も、プラス英検で総合力を上げたいという方も是非当校にご相談ください!

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